〈読むバスク〉わたしとバスク

この本を、いままで何度読み返しただろうか。バスク、に反応する人は、たいていこの本を知ってる(主に女性)。
直球すぎるくらいのタイトルも、きっぱりしてていいなと思う。

『わたしとバスク』 長尾智子

発行は2006年12月。もう10年以上も前なんだなぁ。
ku:nel vol.12と13(2005年の1・3月発売)に、長尾さんのバスクの記事が載っていたのが、私とバスクの初遭遇。
上京して数か月の私は、まだ東京にいることに慣れなくて、なんだか自分がすがれるような、芯になる何かがほしい時期だった。で、本屋に行って、ku:nelを見つけて「わぁ、これ読もう」ってなって、バスクに出逢った。

だから、長尾さんは私にとって神様みたいな人。
あれを読まなかったら、バスクに行ってたかなぁ?たぶん行ってない。

そんなに自分にとって大切な存在の一冊なのに、持ってはいない(笑)
近所の図書館と(今はもう置かれてないんだけど 涙)、職場のカフェの本棚から借りて読んでた。
持ってなくても、すぐそばにある本。勝手に縁を感じても、いいよね。

Photo : April.2017