キャロットケーキ(旅のおみやげ)

2020年の後半に突入。やろうやろう、書こう書こうと思いながらさーっと前半が終わってしまいました。日本だけじゃなく全世界の人々がコロナウイルスに翻弄された前半。春を過ごした気がしないまま、梅雨になってもうすぐ夏が来る。月日は過ぎてカレンダーも毎月めくるけれど、数字がかわるだけで季節に自分が追いついてないなぁ、という気持ちが抜けません。

さて。もう、旅のあれこれをフレッシュな気持ちで書くのは難しいので(5か月経ってるし)、思いつくことを書こうと思います。

1月後半の旅、なんとなくカフェで目について食べていたものが、キャロットケーキでした。フランスのボルドーにあるカフェ HORACE の、ケーキが並ぶカウンターでキラキラしていた。赤い砂糖のつぶつぶ(なんて名称?)、緑のピスタチオ、紫のエディブルフラワー。私の旅ノートには「四角で大きく焼いて、二段重ねで。パウンド型でなくてもよいのよね。ふかっとした軽めの生地でくるみとかレーズン入ってておいしかったー」というメモ。

次は、スペインバスクのサンセバスチャン、よく行くKAFE BOTANIKA のキャロットケーキ。ブルーベリー、くるみ、ポピーシード的つぶつぶ。ノートには「でっかい!けっこうふかふか。日本のだけぎゅっとしてんのかなー」と書いてあった。

帰ってきてから、作りたいなーという気持ちは低温ながらもずっとあって。最終的に重い腰をあげてレシピを探して見比べて、自分なりに調整して作ってみたのが6月に入ってから。コロナ疲れもあったと思うし、好きなお店でお茶できないストレスもあり、なんかちょっと変えねば!と思ったタイミングでよし、今こそ試作!と。個人的には、材料も少なければ気楽だし、手順も少ない方がうれしい。できれば手づかみで食べてもいいくらいの気軽なものが、私が作るには合ってる気がする。繊細なデコレーションや、プレートにフルーツのソース、フォークとナイフで・・・というのは、専門の方におまかせしよう。

気温が上がる時期というのもあり、クリームチーズのフロスティングはひとまずなし、が おやつ sirimiri のキャロットケーキとなりました。(さっき焼いて、冷ましてるあいだにこのブログを書いたところ)