スペインについた日。
空港からバスに乗った。
高速道路を走るバス。
窓から外を眺めると景色が緑色に染まってた。
バスの窓ガラスが透明ではなく緑色なのだ。
まるで目の前に緑色のカラーセロハンを置かれたように、緑色に染まった世界が目の前に広がってる。
そんな景色を眺めていて、
「これは印象に残るなぁ」と思っていた。
案の定、この時のことは鮮明に覚えてる。
今でも、スペインといえば何となく緑色をイメージしてしまう。
スペインとバスという組み合わせなら絶対、緑色がパッと思い浮かぶ。
厄介な記憶だな。
どうしてくれるんだ、もう。