バスクでなにをしているのか、私は

2週間とちょっとが過ぎた。

今日はこれをするぞー、ってやる気の日もあれば、なんとなくゴロゴロしたまま時間が過ぎて後ろめたい気持ちの日も、ある。
日本でだって、1日寝た夜はちょっと自分が嫌になったりするけど、いろんなものを手放してバスクに来てまで、そんな過ごし方?という自分自身からのつっこみは、結構残る。
いいじゃん、だって休みだもん、3か月あったらそういう日もあるよ、と思いながらも分が悪いかんじ。

そういう面倒を回避する方法。家から出ること。
ただその辺を歩いて、バカンス中の人達とすれ違い、昼間っからバルで飲んでる姿を見て、老いも若きもやたらとアイスを食べている(たいていがダブル)のに微笑ましくなったり呆れたり。
そうこうしてるうちに、いつのまにか「バカンス上等!」なエネルギーが補充されている。
DNAに長期休暇が組み込まれてる人達から発信されたなにかを、知らぬ間に受け取ってるみたい。

信号の点滅が短くてすぐ赤になること(そして即発進するから危険)。
スペインはEU内の農業国で、自給率も高く食材が安いこと。
夏でも肌寒い日にはダウンやセーターを着ていて、衣替えがなさそうなこと。
サンセバスチャンにいつの間にかスタバが出来てて、ちょっと残念なこと。

1週間の旅では気づかなかった、ちょっとしたことを拾い集めている。

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