教会の音

この間、ひさしぶりにバスク料理を食べにいった。
用賀のランブロアだ。
出てきた料理やお酒は、去年の6月(実際にバスクにいた時期)を思い出すものばかりで胸が高鳴った。

その夜、寝る前にふと旅行中に立ち寄った「サンタマリア教会」を思い出した。sirimiriの展示でも飾った写真だ。

静かに流れるオルガンの旋律を聞きながら、まっすぐ正面に立った。
突き抜けるように感じた生ぬるい風、それに合わせてシャッターをきる。
思い出したのは、その生々しい感触。
あの時、強く強く目が離せなかった。

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