最近の、というか、いまだに、というか。
私はまたガトーバスクを焼いています。
展示「sirimiri」中は、1週間で100個くらい焼いたような…
苦行のようだったけど(笑)、あれはあれでランナーズハイっぽくて、良かったのです。
今は、純粋に、焼きたくなるのです。
食べたい気持ちももちろんあるけど、焼きたい。
生地を菊型で抜いて、マフィン型に敷きこんで、カスタードにするかジャムにするか…
一連の作業をしたい。
やってると、手が喜ぶのがわかる。あぁ、これ私の『Joy』だなって。
展示に来てくれた方々が買ってくれて、それだけでありがたすぎるのに、instagramやtwitterでオシャレ写真の一部になってるのや、朝食にしたよーってコメントを見たり、おいしかったってメールをくれて、ほんとうに恐れ多くて気が遠くなりそうだった。
仕事でもケーキを焼いて提供しているけれど、それとこれとは全く次元が違うってことに、その時初めて気づいて。
なんというか、店の名のもとにあるお菓子と、個人の、オザワアユミが焼いたお菓子、となると、もう、責任も、思い入れも違ってくるんだな、と。チリチリするようなプレッシャーを、遅まきながら感じたあの時。
そういう記憶も含んで、私にとって特別な存在になってしまった、ガトーバスク。
でも今回のは、ちょっと失敗しちゃった…ははは。中身に新たな挑戦をしたら、予想と違う出来上がりに。
おやつ道は、奥が深いです。
Photo : December.2016
I’m really into baking gâteau basque – that’s my “Joy”.
I tried new idea for filling, but… hmm. Looks good, though.