「sirimiri」から10日が過ぎた。
その間にイベント出店(東海蚤の市)があったりして、正直感慨にふける間もなかった。
帰ってきて、いつもの日常に戻って、職場である団地の中のカフェでコーヒーを淹れ、ケーキを焼いている。
展示をしたのがなんだか遠い日の出来事みたいで、輪郭がぼやぼやと溶け始めているような、そんな不思議な気持ちの今。
会期中のいろいろなことを書き記しておきたい半面、まぁ忘れちゃってもいいか、とも思う。
覚えてる範囲で、これからも時々綴っていけたら。
会場だった展示室トロワを入ってすぐの、このポスターとベンチが、私の密かなお気に入りだった。
サンセバスチャンの海洋博物館?で開催されている「LAS MUJERES Y EL MAR(女性と海)」のメインビジュアル。散歩中に通りがかって、この色味に心惹かれて見に行った。
そしてバスクの至る所にあったベンチ。
ぶどう畑を見おろす坂道の途中や、川や海沿いの遊歩道にたくさんあって、あちこち座って景色をぼんやり眺めた。
そんな記憶をひっそりあの空間に再現していたのです。
October.2016