今日は8/19、数えてみたら39日目。まだ半分あるな、とも、こっから早いだろうな、とも思う。
この1ヶ月強の間に、4つの街に滞在した。半分はすでに知ってて、残り半分は初めて足を踏み入れた土地。それぞれ印象は全く違う。私という一個人の感想ではあるけれど、書き出してみます。
〈 サンセバスチャン/ドノスティア 〉ギプスコア県
いわゆる「美食の街」として知られていて、いつも一番長く滞在するところ。今回は25日いて、この先もちょくちょく行く予定。けれど、バカンスシーズンのど真ん中のため、宿がすごく値上がり + 空きが少ない。晴れた日のビーチは、ものすごい人の数。でもやっぱり海の青が綺麗。ヨーロッパのあちこちから人が来るからか、英語表記も多く、だいぶ英語が通じるように。(2012年は通じないことが多くて大変だった…)
〈 ビルバオ 〉ビスカヤ県
国際線もいくつか飛んでいる、バスク州の中の都会。人口も一番多い。グッゲンハイム美術館をはじめ、橋などの建築物が美しい街。最近は帰国前日に泊まるだけ、が多かったけれど、今回は遊びに来た友人の見送りなどで、いつもより行っている。もっと美味しいお店を開拓したい場所。
〈 ビトリア=ガステイス 〉アラバ県
今回初めて訪れたところ。ビルバオからバスで1時間。バスク州議会と州政府が置かれている、事実上の州都(公式ではないそう)。 上記の2つの街との間にバスク山脈があって、気候がちょっと違う。8月なのに最低気温が8℃まで下がったり、夏服しか持ってなかった私にはツラかった…。街と郊外の境目がはっきりしていて、乾燥しているし、ちょっと地の果て感がある(私には)。道も広く人が少ない印象だったけど、8月のお祭り直後で皆バカンスに出掛けたせいかな。お祭りの衣装はグループごとに違って見ていて楽しかった。中国系、アフリカ系、アラブ系の人も多かった気がする。
〈 パンプローナ 〉ナバーラ州
こちらも初。ビトリアから高速鉄道で1時間。7月の牛追い祭・サンフェルミンが有名。ビトリアと緯度はそう変わらないのに、緑が潤っている印象。公園や
広場が街の中にあり、どこも心地いい。歩いていてもじーっと見られることが少なく、なんだか安心できる場所。上記の3つがバスク州で、ここは州が違うことに旅の途中で気づいた。バスク地方、をどこまで含めるか様々な意見があるらしく、北部はバスク文化も濃いけれど南部ではバスク語はあまり話されないそう。宿のオーナー(30代女性)は「お互いに影響しあってるけど、ここはナバーラよ。昔は王国だったし、バスクだとは思わないわ」とのこと。なるほど…来てみないとわからないことばかりだね。
これからの日々で、また印象は変わっていくのかもしれないな。
ちなみに、4つを異性に例えたら…こんな感じでしょうか。
サンセバスチャン:初対面はまぁまぁ、その後ツボにはまって大好きに。
ビルバオ:自分では思いつかない創造力とセンスに、尊敬と憧れ。
ビトリア:いいとこ見つけようと頑張った…けど、まだちょっと苦手かも。今後に期待?
パンプローナ:最初から感じがよく、なんで?と思いながら「これは…好きになってしまう」状態。
Photo : July & August 2017