白い空を見上げる

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天気だと何が好きかというと、それはもう雨一択だ。
sirimiriっていうもの「霧雨」という意味なので、そりゃーもう生粋の雨好きである。

そんな雨好きな僕だが、いざ写真を撮ろうとすると「曇る」というジンクスがあって、幸か不幸か重宝している。

直射日光だと強い印象になるので、曇りくらいの光のくらいが丁度良い。

スペインのサン・セバスチャン。
ここでは雨がよく降る。

しかし旅の途中で出会ったのは、雨の予備軍である曇りだった。
青空ではない白い空を見上げていつも想うのだ。

この向こうに青空が広がっている。
白の向こうには、静まり返った無限の蒼穹が広がっているんだ。