写真集「遠い水色」

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今回の展示のために「遠い水色」という写真集を作りました。
「遠い水色」は、文庫と同じサイズの小さな本です。

その本に記されているのは、僕が感じた旅の記録です。
きっと誰もがそこへ行けば見れるものだし、すごく極端に言えば誰でも撮れるようなものかもしれないです。
今回の写真はそういうもので、そんな感じが良いと思っています。

はじめてのバスク地方。
海外に憧れていたミーハーな気持ちとか、フランス人に緊張したりする臆病さ、スペインのオシャレさを羨ましく思ったり、日本が恋しくなったり。
そういう誰もがあり得るかもしれない気持ちを全部抱えて僕は写真を撮ってきました。

すごく平凡です。
特別なことは、なにひとつありません。

普通と違う事があるとしたら、こんな風に展示という形を作り本に綴じた、という部分。
写真を色んなサイズでプリントして、ギャラリーに飾ろうとしているところもです。

正直言って、そういうことが出来て嬉しいです。
誰もが見れる場所を用意する事が出来る、それが何よりも嬉しい。

6月から4ヶ月経ちました。やっとです。
ぜひ見てやってください。